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7月2日、伝統のまつりを撮る|大内宿「半夏まつり」

福島県下郷町・大内宿では、2025年7月2日(水)に「半夏まつり」が開催されます。
夏の節目「半夏生(はんげしょう)」にあわせて行われるこの行事は、五穀豊穣や無病息災などを願う神事として長く守り継がれてきました。
この日は、神事や渡御行列を中心に様々な催しも行われ、町並みと人、伝統と日常が交差する貴重な一日となります。カメラマンにとっても、想像力をかき立てられる風景に出会える一日になるでしょう。

■ 渡御祭|2025年のスケジュール

当日の主な行事予定(※時間は前後する場合があります):

  • 12:00頃〜 高倉神社にて神事開始
  • 12:30頃〜 渡御行列 出発(宿場通りを巡行)
  • 14:00頃〜 南仙院前での神事
  • 15:00頃 渡御行列 終了予定

撮るために訪れるー半夏まつりの魅力

12:30頃〜 渡御行列 出発

高倉神社にて神事が終わると、渡御行列は御獅子を先頭に、ゆっくりと村内へと向かいます。田畑の広がる大内宿の裏手を歩くその姿に、まつりの文化と、昔から変わらぬ風景が重なります。
この情景に出会ったとき、思わずカメラを構えたくなる、そんな瞬間が訪れます。


行列の先頭には、天狗の面をかぶった「猿田彦」の姿も見られます。これは高倉神社御神体(御輿)の道案内役として、行列を導く存在です。静かに列の先頭を歩くその姿は、まつりに宿る精神性や物語性を感じさせるワンシーンでもあります。

大内宿の半夏まつりは、今も受け継がれる伝統の風景に出会える一日です。写真に残したくなるような瞬間があり、大内宿の伝統を味わえます。まつりの余韻とともに、ぜひその前後の日程でも、カメラを片手に下郷町を歩いてみてはいかがでしょうか。

「撮る旅」を計画する|周辺撮影地と滞在のすすめ

せっかく足を運ぶなら、まつりの前後も”撮る目線”で下郷町内を歩いてみませんか?7月初旬は、新緑と初夏の光が重なり、早朝や夕景なども撮影にぴったりの季節です。
以下にご紹介するのは、大内宿から車で30分圏内のおすすめ撮影スポットです。まつりの当日の前泊・後泊を合わせてお気に入りの撮影スポットを探す時間も楽しめます。


◉ 湯野上温泉駅
(大内宿より車で約15分)

茅葺き屋根の駅舎で知られる「湯野上温泉駅」。午後は駅舎全体に光が差し込み、ローカル線と絡めた撮影がおすすめです。

湯野上温泉駅を詳しく見る>


◉ 塔のへつり
(大内宿より車で約20分)

100万年の歳月が生み出した奇岩が連なる「塔のへつり」。こちらも新緑が美しい季節でダイナミックな広角構図が狙えます。午前中の日差しが強い日は、塔のへつり全体が日陰になるので、正午以降の撮影が◎。

塔のへつりを詳しく見る>


◉ 中山風穴
(大内宿より車で約20分)

冷気が流れる独特の地形と、そこに育つ高山植物の群落が見どころ。夏でもひんやりとした空気に包まれ、自然をじっくりと撮影できる場所です。

中山風穴を詳しく見る>


◉ 観音沼森林公園
(大内宿より車で約30分)

静かな沼と森に囲まれた、下郷町を代表する自然景勝地。季節や時間帯ごとに表情が変わり、散策しながら多彩な被写体に出会える撮影スポットです。

観音沼森林公園を詳しく見る>


◉ 湯野上温泉エリアでの前泊・後泊
(大内宿より車で約15分)

撮影の拠点としておすすめなのが湯野上温泉エリア。大内宿や塔のへつりなど主要スポットへのアクセスが良く、前泊・後泊の拠点として最適です。温泉でゆっくり疲れを癒しながら、翌朝の撮影にも備えられます。。

湯野上温泉公式サイト>